マルコポロリ@武士の一分インタ
2006年11月26日 すという番組が関西であります(でも私ははじめてみたのでどんな番組かわかりませんが・笑。お笑いワイドショー、らしいっす)。
その番組での山田監督&キムラさんの独占インタを。
関西のWSことごとく忘れまくってましたが、これはなんとか捕獲できたので。
尚、コトバなどはかなりアバウトに書いております、ご了承ください。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
山田監督「(女子アナさんの腕章をみて)マルコポロン?」
アナウンサー「あ、惜しいー、すいません、マルコポロリ」
山「ポロリ?」
ア「はい」
山「マルコポロリって番組なの?」
ア「はい、マルコポロリって番組なんです。
(腕章の「お笑いワイドショー」と書かれた文字を隠して)あ、これはご覧にならないで」
木「お笑いワイドショーです」
山「そうか」
ア「今回武士の一分、私はあのー、一般の試写会のほうで大きい映画館で見せていただいたんですけれども、私の想像よりずっと若い方が多くてすごいびっくりしたのと、こう、上映が終わってからの空気がみんなが気持ちが一つになったみたいな拍手だったんですよ」
山「(キムラさんに)いいことおっしゃいますね」
頷くキムさま。
ア「ありがとうございます」
::武士の一分を観た感想は?::
木「そうですねー、あのー、自分自身一番の力を、えー、出してふった瞬間っていうのは撮影の現場だったので、それをこう後になって見返すと、ほんとに正直なカタチで言わせて頂くと、なんかこう、試合のVTRを観てるような感じというか、まVTRという言い方もヘンですけどね」
ア「テレビで見たり実際お逢いしたりすると、やっぱりキムラさんはスターといいますか。
映画の最初のシーンを観たときに(今回の役柄の)下級武士に不思議にこう、スターのはずなのにすっと馴染んでしまっている・・・にしきのさんみたいな言い方になっちゃった・・・すっと馴染んでしまっているというのはやっぱりご自身で意識されるんですか」
山「(笑)」
木「ていうか僕はスターとしてないです(笑)」
ア「あ、ごめんなさい」
山「そんなこと考えたらいい芝居って逆にできないんじゃないかな、うーん」
::キムラタクヤを時代劇に起用した理由は?時代劇のイメージがあるわけでもないと思いますが::
山「もともとはねえ、そりゃあそう。
最初からこのヒト時代劇にいいなと思ってたわけではないけど。
ただね、僕ももう何年昔かな、何かの受賞式みたいなところでキムラタクヤが段の上で何かしゃべっている、それを見たときにね、あー若武者になったらいいだろうなーとふと思ったのね。
まげをつけて刀をすっとさして。
なぜかそう思って、それ以来彼っていえば僕の頭の中にこう刀をさして、いざってときは素晴らしい剣の使い手だってイメージがずっとあってね」
ア「キムラさん、今のお話をきいて、もう10年以上も前のそのイメージが監督の頭の中にあるってすごいことですよね」
木「うーん、なんだろ、監督の、ね、それこそ気持ちのフィルターに自分がひっかかる、ひっかかることができたっていうその事実に対してはすごく嬉しいですし」
山「彼に逢って、初めて逢ってその、子供の頃から剣道をずっとやってたって聞いたときに、俺もなかなか見る目があるなあ」
ア「こう、自画自賛?(笑)」
山「遠くで見たとき(?)既にね」
ア「運命の出会いですね」
山「(笑)」
::映画のテーマになっている夫婦愛について::
山「だってまあそれがこの映画の主題と思ってましたから。
とっても彼はあの、檀れいさんに優しく接してくれたからね、それを僕はそばでみてて嬉しかったなー、うん、気遣いっていうかなあ」
ア「監督は演技をしているとき以外のキムラさんのこともちゃんと観てらっしゃる」
山「気になるんですよ、ええ。
このヒトはどんな表情を持ってるか、どんな仕草が魅力的かってことを芝居を離れていつも俳優を見てないとね、いけない」
ア「ああ、(キムラさんに)気づいてました?」
木「気づきませんでした。
今知りました(笑)」
山「気を抜いたところを見たい、見たいわけです」
::盲目の役を演じる苦労は?::
木「苦労っていうか、なんだろ、ほんとに好きなヒトをだいっ嫌いになれっていうのと同じだと思いますし、会話するヒトと目を合わせることができない時間だったので、うーん」
ア「あの目って普通の目ですか?」
山田監督もキムさまも大笑い。
ア「いや、違うんです、普通の目っていうか、例えばなんかいれてるとか」
木「いや、なんも入れてないです」
ア「私すごいガラス玉に見えましたよ、本当に」
山「あー、やっぱり彼の演技だよ」
ア「力はあるんだけど、生きてない、見えてない目に見えました。
だから、アップになったときに、あ、怖いって思うくらいすごい迫力でした」
山「あー、なるほどねー」
::山田監督からみたキムラタクヤの印象::
山「あのね、彼に会うのが毎日楽しみだった。
もっと若ければ彼みたいな友達を持ちたいと思うだろうなと思ってた」
ア「今からでも、ねえ、別に友達。。。キムラさんはもちろんウエルカムですよね?」
木「いや、ウエルカムというより、いやウエルカムというのもなんかヘンじゃないですか(笑)」
山「(笑)そうだね」
ア「わかりました」
木「是非ですよ、是非ですそれは」
山「いいヤツってコトバがぴたっとはまる」
::現代を生きる人としての「一分」は?::
山「いやあ、難しいことをおっしゃるなあ」
ア「はい、じゃあ監督が考えてらっしゃる間に、キムラさんの答えを。
もしくはキムラさんが考えてらっしゃる間に監督が答える。
どちらにしましょう、キムラさん」
木「えええ、いやいやいや、絶対俺じゃないですか、それ(笑)」
ア「はい、ですよねえ(笑)。
監督にしっかり考えて頂いている間に」
木「うーん、なんですかね・・・」
山「あのね」
木「おっ」
ア「(笑)監督から」
山「彼に考えさせる時間を与えるために」
ア「あ、優しい」
山「随分思い上がってると言われ方をするかもしれないけれど、撮りたくない映画を撮っちゃいけないってことですよ。
それはほら、ま、観客に受け入れられるかどうかは別問題ですわねえ。
だけど、だんだん観客にあんまりそれ面白くないぞと言われたら、僕はそれはやめるしかないだろうということですねえ」
ア「はい、ありがとうございます。
さあ、キムラさん、時間をどうにか作ってくださいましたよ」
木「(笑)」
ア「キムラさんの一分」
木「自分がその、なんだろ、やることには、やるからには楽しまないと、自分自身が、はい。
絶対受け取る人は絶対楽しめないと思うんですよ。
努力っていうふうに言うと、すごく頑張り屋さんみたいなイメージを持つ人、持つ方がいるかもしれないんですけど、そういう努力じゃなくて、楽しむってことには努力していきたいですね」
その番組での山田監督&キムラさんの独占インタを。
関西のWSことごとく忘れまくってましたが、これはなんとか捕獲できたので。
尚、コトバなどはかなりアバウトに書いております、ご了承ください。
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山田監督「(女子アナさんの腕章をみて)マルコポロン?」
アナウンサー「あ、惜しいー、すいません、マルコポロリ」
山「ポロリ?」
ア「はい」
山「マルコポロリって番組なの?」
ア「はい、マルコポロリって番組なんです。
(腕章の「お笑いワイドショー」と書かれた文字を隠して)あ、これはご覧にならないで」
木「お笑いワイドショーです」
山「そうか」
ア「今回武士の一分、私はあのー、一般の試写会のほうで大きい映画館で見せていただいたんですけれども、私の想像よりずっと若い方が多くてすごいびっくりしたのと、こう、上映が終わってからの空気がみんなが気持ちが一つになったみたいな拍手だったんですよ」
山「(キムラさんに)いいことおっしゃいますね」
頷くキムさま。
ア「ありがとうございます」
::武士の一分を観た感想は?::
木「そうですねー、あのー、自分自身一番の力を、えー、出してふった瞬間っていうのは撮影の現場だったので、それをこう後になって見返すと、ほんとに正直なカタチで言わせて頂くと、なんかこう、試合のVTRを観てるような感じというか、まVTRという言い方もヘンですけどね」
ア「テレビで見たり実際お逢いしたりすると、やっぱりキムラさんはスターといいますか。
映画の最初のシーンを観たときに(今回の役柄の)下級武士に不思議にこう、スターのはずなのにすっと馴染んでしまっている・・・にしきのさんみたいな言い方になっちゃった・・・すっと馴染んでしまっているというのはやっぱりご自身で意識されるんですか」
山「(笑)」
木「ていうか僕はスターとしてないです(笑)」
ア「あ、ごめんなさい」
山「そんなこと考えたらいい芝居って逆にできないんじゃないかな、うーん」
::キムラタクヤを時代劇に起用した理由は?時代劇のイメージがあるわけでもないと思いますが::
山「もともとはねえ、そりゃあそう。
最初からこのヒト時代劇にいいなと思ってたわけではないけど。
ただね、僕ももう何年昔かな、何かの受賞式みたいなところでキムラタクヤが段の上で何かしゃべっている、それを見たときにね、あー若武者になったらいいだろうなーとふと思ったのね。
まげをつけて刀をすっとさして。
なぜかそう思って、それ以来彼っていえば僕の頭の中にこう刀をさして、いざってときは素晴らしい剣の使い手だってイメージがずっとあってね」
ア「キムラさん、今のお話をきいて、もう10年以上も前のそのイメージが監督の頭の中にあるってすごいことですよね」
木「うーん、なんだろ、監督の、ね、それこそ気持ちのフィルターに自分がひっかかる、ひっかかることができたっていうその事実に対してはすごく嬉しいですし」
山「彼に逢って、初めて逢ってその、子供の頃から剣道をずっとやってたって聞いたときに、俺もなかなか見る目があるなあ」
ア「こう、自画自賛?(笑)」
山「遠くで見たとき(?)既にね」
ア「運命の出会いですね」
山「(笑)」
::映画のテーマになっている夫婦愛について::
山「だってまあそれがこの映画の主題と思ってましたから。
とっても彼はあの、檀れいさんに優しく接してくれたからね、それを僕はそばでみてて嬉しかったなー、うん、気遣いっていうかなあ」
ア「監督は演技をしているとき以外のキムラさんのこともちゃんと観てらっしゃる」
山「気になるんですよ、ええ。
このヒトはどんな表情を持ってるか、どんな仕草が魅力的かってことを芝居を離れていつも俳優を見てないとね、いけない」
ア「ああ、(キムラさんに)気づいてました?」
木「気づきませんでした。
今知りました(笑)」
山「気を抜いたところを見たい、見たいわけです」
::盲目の役を演じる苦労は?::
木「苦労っていうか、なんだろ、ほんとに好きなヒトをだいっ嫌いになれっていうのと同じだと思いますし、会話するヒトと目を合わせることができない時間だったので、うーん」
ア「あの目って普通の目ですか?」
山田監督もキムさまも大笑い。
ア「いや、違うんです、普通の目っていうか、例えばなんかいれてるとか」
木「いや、なんも入れてないです」
ア「私すごいガラス玉に見えましたよ、本当に」
山「あー、やっぱり彼の演技だよ」
ア「力はあるんだけど、生きてない、見えてない目に見えました。
だから、アップになったときに、あ、怖いって思うくらいすごい迫力でした」
山「あー、なるほどねー」
::山田監督からみたキムラタクヤの印象::
山「あのね、彼に会うのが毎日楽しみだった。
もっと若ければ彼みたいな友達を持ちたいと思うだろうなと思ってた」
ア「今からでも、ねえ、別に友達。。。キムラさんはもちろんウエルカムですよね?」
木「いや、ウエルカムというより、いやウエルカムというのもなんかヘンじゃないですか(笑)」
山「(笑)そうだね」
ア「わかりました」
木「是非ですよ、是非ですそれは」
山「いいヤツってコトバがぴたっとはまる」
::現代を生きる人としての「一分」は?::
山「いやあ、難しいことをおっしゃるなあ」
ア「はい、じゃあ監督が考えてらっしゃる間に、キムラさんの答えを。
もしくはキムラさんが考えてらっしゃる間に監督が答える。
どちらにしましょう、キムラさん」
木「えええ、いやいやいや、絶対俺じゃないですか、それ(笑)」
ア「はい、ですよねえ(笑)。
監督にしっかり考えて頂いている間に」
木「うーん、なんですかね・・・」
山「あのね」
木「おっ」
ア「(笑)監督から」
山「彼に考えさせる時間を与えるために」
ア「あ、優しい」
山「随分思い上がってると言われ方をするかもしれないけれど、撮りたくない映画を撮っちゃいけないってことですよ。
それはほら、ま、観客に受け入れられるかどうかは別問題ですわねえ。
だけど、だんだん観客にあんまりそれ面白くないぞと言われたら、僕はそれはやめるしかないだろうということですねえ」
ア「はい、ありがとうございます。
さあ、キムラさん、時間をどうにか作ってくださいましたよ」
木「(笑)」
ア「キムラさんの一分」
木「自分がその、なんだろ、やることには、やるからには楽しまないと、自分自身が、はい。
絶対受け取る人は絶対楽しめないと思うんですよ。
努力っていうふうに言うと、すごく頑張り屋さんみたいなイメージを持つ人、持つ方がいるかもしれないんですけど、そういう努力じゃなくて、楽しむってことには努力していきたいですね」
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